金枝篇とか

そろそろ月一くらいで更新します。 昔よんだ、誰もよまなそうな本の書評とか。

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初版金枝篇 第三章 第四節 アドニス

三章の四節以降は、実際に様々な神様の事例を見ていくようです。
第四節は、アネモネの説明、じゃなくって(アネモネの説明もあるけど)、樹木をつかさどる神様の死と復活の儀式の話の第一弾。
最初に登場するのは、シリアの神様、アドニス神です。
この神様、シリアの神様って事になっているけど、ギリシャ・シチリア・サルディニアにまで広がっているそうです。

アドニス神に関する儀礼は、ヨーロッパの樹木崇拝と以下のあたりが共通、だから実質同じ、とのことでした。

 1.樹木に関連した神が死ぬ
 2.復活する
 3.水に流される
 4.植物と人間、両方であらわされる。
 5.火で燃やされる・火を跨ぐ

アドニス神の儀式はシチリア島やサルディニア島にも残っており、シチリアの儀式は、キリスト教と習合して残っているそうです。

概要おしまい。



赤いアネモネはアドニスの血から生えだしたんだそうです。原典はオウィディウス…アウグストゥス時代のローマの詩人…の変身物語、だそうです。
 アネモネ(anemone)← Naaman(愛しい人"darling"・アドニスの形容辞)からきているらしく、アラブ人は今でもアネモネを「ナアマンの傷」と呼ぶ、らしいです。"今"っていうのは1890年ごろ。

呪術の説明が少し載ってました。
共感呪術:未開人が、自分たちが生み出したいと望んでいる効果を、表現ないし模倣することによって実際にそれを生み出せると考える呪術。


以下、まとめ。テキトーです。



植物の衰退と再生を儀式によって表現。植物の死と復活は、エジプトと西アジアで、儀式的に、広範囲に祝われた。これは現代ヨーロッパの春と夏至の風習と等価。

・エジプト人-オシリス
・シリア人-アドニス
・バビロン人-タンムズ
・フリュギア人-アッティス
・ギリシア人-ディオニソス

この説ではアドニスを扱う。

アドニス崇拝-シリアのセム系の民族によって行われる。紀元前5世紀、ギリシャ人に模倣される。

アドニス-フェニキア語の"主(lord)"をあらわすAdonから来た名。美しい若者。アシュタルテ(アフロディテ)から愛された。青春の盛りにイノシシによって殺された。

アドニスの死の儀式(場所により、やり方、行われる季節が異なる)
・毎年おこなわれる。主に女性たちにより号泣で哀悼される。
・アドニスの像が死体に見えるように衣服を着せられ、葬列に運ばれ海か泉に投げ入れられる。
・いくつかの地域では、翌日、アドニスの復活が祝われる。
・アレクサンドリアでは、アドニスとアフロディテの像が寝椅子に並べられ、熟した果実・菓子・植木鉢の植物、セリ科の植物で編まれた緑色の東屋。結婚を祝う儀式が終わると喪服を着た女性に運ばれ海に流す。ビュブロスでは、毎年、アドニス川の赤色の変色によって行われる(季節は、春らしい)。赤色はアドニスの血の色。翌日は蘇り、崇拝者たちがいるところで天に昇ると考えられた。

※アドニスの血から赤いアネモネ生えだした(8)
 アネモネ(anemone)← おそらくNaaman(愛しい人"darling"・アドニスの形容辞)からきている。
 アラブ人はアネモネを「ナアマンの傷」と呼ぶ

インドとヨーロッパの儀式に似ている。共通の解釈ができると推測できる。
没薬の木から生まれたとされる(植物とのかかわり)。下界で半年(または三分の一)すごし、残りは上界で過ごした(麦をあらわす?)。植物神と考えられる。
半年上界・半年下界を太陽の死と復活とする仮説があるが、おかしい。毎日姿を現す太陽と対応しない。太陽は弱ったとしても死なない。植物の衰退と再生のほうが適切。類似した発想も広範囲で得られる。

「アドニスの園」:
 土を入れた籠もしくは鍋。この中に小麦・大麦・レタス・ウイキョウ・その他様々な種類の花の種を撒き、8日間主として女性が育てた。太陽の光によってすぐに芽を出すが、根が伸びないためすぐに枯れる。8日目に死んだアドニスの像とともに海か泉に投げ込まれた。
アテナイでは夏至に行われた。

植物の成長と再生・雨の供給を促すための共感呪術。
植物神を、植物(園)と人間(像)であらわす。急激な植物の成長で霊の活動を促し、水浸しにする・水を浴びせることで雨乞い。-ヨーロッパの祭りと同じ。

サルデーニァでは今でも夏至の日(聖ヨハネの名を抱く日)の関連でアドニスの園が植えられる。

火との関連 火で焼かれる・篝火を飛び超える

シチリアの女たちは復活祭が近づくと、小麦とヒラマメとカナリアサードの実を皿に入れ暗所におき一日おきに水をやる茎は赤いリボンでまとめられ、それらをのせた皿は、聖金曜日にカトリック教会やギリシャ正教会が作った地下埋葬所の、死んだキリストの像とともに安置される。


共感呪術:未開人が、自分たちが生み出したいと望んでいる効果を、表現ないし模倣することによって実際にそれを生み出せると考える呪術。
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