金枝篇とか

そろそろ月一くらいで更新します。 昔よんだ、誰もよまなそうな本の書評とか。

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神秘体験の体験レポート、『洗脳体験』の新装版が発売されていました。

自己開発セミナーの体験記である 『洗脳体験』(二澤雅喜・島田裕巳 著)の新装版が、宝島文庫として発売されました。

新装版 洗脳体験 (宝島SUGOI文庫)新装版 洗脳体験 (宝島SUGOI文庫)
(2009/07/04)
二澤 雅喜島田 裕巳

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この本は、著者である二澤 雅喜氏の潜入体験記及び元トレーナーへのインタビュー、宗教学者である島田 裕巳氏による宗教学的立場からの解説がかかれています。この本事態は大変読みやすく、特に二澤 雅喜氏のパートは、自己開発セミナーや新宗教における神秘体験がどのようなものなのかがわかる非常に貴重な体験談です。

私が特に面白いと感じたのは、元セミナー講師のインタビューで、セミナー体験自体は非常に強烈な体験なのですが、元セミナー講師のインタビューからは、その体験は非常に単純な仕組み・方法によって引き起こされる事が読み取れます。

―そのような解釈や価値観の置き換えについて、もう少し詳しく説明していただけますか。
 この効果を一言でいえば、「ブレインウォッシング」ということになります。この言葉は直訳すると「洗脳」になり、誤解を招きやすいのですが、人をある閉鎖された場所において刺激を加え、ある価値観だけを与えて、その理由を言わない、という方法によって、人は簡単に「変わり」ます。自分が頼ってきた意味を否定されると、別の意味にすがろうとするわけです。「理由は言わない」というのが重要なポイントで、(以下略)


これなどは、一度、自己開発セミナー(あるいは、同じ手法を使用した、企業のセミナー)を体験した事があるならば、よくわかるのではないでしょうか。自己開発セミナーで感じる特別な体験は、本来人間が当たり前に持っている機能なのではないかと思えます。

そしてこのようなセミナーの手法は、新興宗教や企業内の社員向け講習に使われていることもわかります。そのような体験を受ける意図のほとんどが、この体験がありふれた機能であることを知らないでしょう。それが体験内容(体験による意味づけ)や体験を提供する団体の過剰評価、あるいは体験や体験を提供する団体を否定できなくなる事につながるかもしれませんね。


いや、じつは僕にとってそんな事はあまり気にしていなくて。
最近、初期キリスト教やマルコの福音書に関してつらつらと考えていたときに、この本を思い出したんですよ。

 ・自分が頼ってきた意味を否定せざるを得なくなった人達に
 ・閉鎖された場所(カタコンベなど?)に閉じ込めて刺激を加え、
 ・ある価値観(福音書の記述?)だけを与えて、その理由を言わない

なんとなく、「聖霊の導き・新生って、この体験なのかなぁ・・・」、って、ふと思いました。それだけです。
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テーマ:自己啓発本 - ジャンル:本・雑誌

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